関節リウマチの治療方法について

リウマチは国の特定疾患に指定されている難病の一つで、発症原因が詳しく解明されていないため根治が難しく、対症療法で関節の腫れや痛みを緩和させる治療を続けて行くことになります。
かつては悪化が進むと寝たきりになるとまで言われていたリウマチですが、現在では早めの治療開始で進行を抑えることも可能になっており、幾つかの注意点を守って日常生活を続けて行くことで症状の緩和に繋げられることも周知されて来ています。

関節リウマチは炎症がひどく痛みが強い時は安静第一ですが、症状が落ち着いている時に安静にし過ぎていると筋肉が萎縮したり関節が固まって動かしにくくなったりして変形する恐れもあるため、適切な運動を行う必要があります。

痛みも発熱も無い時はむしろ積極的に身体を動かしたほうが良いとされ、ひざや股関節、足首などに負担がかからないプールでの歩行運動が推奨されています。
水の抵抗で動きに適度な負荷がかかるのも良いとされますが、炎症を悪化させないためにも頑張り過ぎは禁物です。

関節を守るためには良い姿勢を保つことも重視されており、背筋を伸ばして首と肩の力を抜き、歩くときも肩に力を入れず膝を柔らかく動かすことが推奨されています。
筋肉や関節を緊張させないことがポイントで、床に置いた物を持ち上げる時も腰を曲げて取らずに膝を曲げる動作で行うほうが良いとされ、重い物は指先で持ち上げないことも大事です。

睡眠リウマチは睡眠不足が悪化の引き金になると言われ、質の良い睡眠をしっかりとることも必要です。
眠る時に最も注意しなくてはならないのが枕の高さで、リウマチでは頚椎の一番目と二番目の骨がずれて起こる環軸椎亜脱臼のリスクが高まるため高い枕は避けるべきと言われ、膝を曲げたまま眠る姿勢も良くないとされます。
保温治療もリウマチに有効とされていることから睡眠時にかかわらず温度と湿度管理に注意を払い、身体が冷え過ぎないよう心掛けます。
湿気もリウマチに良くないため保温を保ちつつ室内の空気循環にも気を配る必要があります。

リウマチにとって身体に負担がかかる肥満は大敵で食事量に気を付けながら質の良いたんぱく質やカルシウム、鉄分やビタミン類をバランス良く摂取します。
炎症によるたんぱく質の分解が抑制できるEPAが多く含まれた青魚も良いと言われています。

リウマチ予防に効果的と思われる対策

リウマチは未だに発症原因がわかっていない病気ですが、自己免疫の異常が炎症を起こすことから加齢による体調の変化が要因の一つと考えられています。
女性の患者数が男性よりも多く30歳代から50歳代での発症数が多いこともあって更年期世代には気がかりな病気です。
リウマチは遺伝性の病気ではありませんが、家族にリウマチに罹った人が居た場合、似た体質と同じような生活環境で発症リスクが幾分高まるとも言われ、逆にリスク要因を避けることで予防に繋げる可能性も高められます。

リウマチ予防で最も重要とされているのが禁煙です。
喫煙者の関節リウマチの発症率が高いことから日ごろ喫煙習慣がある人は真っ先に禁煙を実行することが第一です。
喫煙は免疫力を低下させるためインフルエンザなどの感染症に罹りやすく、ウイルス感染がリウマチ発症に関わっている疑いもあるため、喫煙は幾重にもリスクを高めることになります。

自己免疫の異常がリウマチの症状を起こすことから免疫機能の向上がリウマチ予防に繋がるとも言われ、免疫細胞の約7割を生成している腸内環境を改善させることも有効とされます。
そのためヨーグルトや納豆など善玉菌を増やす働きを持つ食物を摂って腸内環境を整えつつ、免疫細胞の生成や活性化に役立つ質の良い栄養素を意識した食事を心掛ける必要もあります。

リウマチの症状緩和に役立つと言われるキャッツクローという名の南米で昔から珍重されて来た薬草が予防にも有効とされ注目されており、家族にリウマチに罹った人がいる場合体調の変化が気になる更年期に差し掛かって以降、予防的に服用する人も見られます。
キャッツクローはリウマチ以外の慢性の関節痛や神経痛の緩和にも効果を発揮することから、治療のサポート役としても期待されています。